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心肺蘇生法 ガイドライン2020ver
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耳元で「もしもし、大丈夫ですか?」などと大声で呼びかけながら、肩を軽くたたく。 |
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目を開けない、返答がないまたは動きがない場合は、「反応なし」と判断する。 |
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けいれんのような全身がひきつけるような動きの場合も、「反応なし」と判断する。 |
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※反応があれば、傷病者の訴えを聞きながら応急手当を!! |
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反応がなければ、周囲に助けを求める。 |
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協力者が来たら
「あなた119番へ通報してください」
「あなた近くにAEDがあれば持ってきてください」と個々に要請する。 |
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・周りに協力者が誰もいない場合は、まず119番通報をする。また、近くにAEDがあることがわかっている場合は、取りに行く。
・119番通報すると、通信指令員が行うべきことを指導してくれるので、電話のスピーカー機能をONにすれば両手が使え、胸骨圧迫などを行えます。
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普段通りの呼吸をしているか?
傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、10秒以内で判断する。
※判断に迷った場合は、「呼吸なし」と判断する。 |
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・しゃくりあげるような、途切れ途切れに起きる呼吸⇒死戦期呼吸といい、普段通りの呼吸ではありません。 |
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・脳や心臓に血液を送ることでAEDの効果を高めたり、脳の後遺症を少なくする期待がある。
・心停止でない人に胸骨圧迫を行ったとしても重大な障害が生じることはないので、ためらわずに胸骨圧迫を開始する。
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胸骨圧迫のキーワードは・・・
強く!早く!絶え間なく! |
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※5cm押し下げたら、しっかりと5cm戻すことが質の良い胸骨圧迫になります!! |
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圧迫する場所・位置・深さ・リズム |
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・両肘を伸ばし、真上から垂直に約5cm沈み込みようにしっかりと圧迫する。
・1分間に100~120回のテンポで連続して絶え間なく圧迫する。
・圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、十分に力を抜き、胸が元の高さに戻るように! |
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両手の使い方 |
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両手を重ねて指を組む。 |
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手のひらの付け根の部分で圧迫する。
また、組んだ両手の指先が反るようにすると、より一点に力が入る胸骨圧迫ができるので効果的! |
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垂直に圧迫する |
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体を前傾させ、肘をまっすぐ伸ばし、傷病者の胸に対して垂直に押す。 |
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・単三電池 1本分の長さが約5cmなので、そのくらいを目安に垂直に押す。 |
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気道確保
片手を額に起き、もう一方の手の人差し指と中指であごを支え、頭を後ろにのけぞらせて気道を開通させる。 |
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息を吹き込む |
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気道を開き、額を押さえてる手の親指と人差し指で鼻をつまみ、鼻をふさぐ。 |
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息を吸い込み、傷病者の口をおおい約1秒ほどかけて息を吹き込む。 |
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吹き込んだら鼻を開放し、空気を逃がす。
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・人工呼吸の吹き込みは、胸が上がっても上がらなくても、2回まで!!
・人工呼吸のために胸骨圧迫を中断するが、中断時間は10秒以上にならないように!!
・ためらう場合は、胸骨圧迫のみを継続!! |
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人工呼吸と胸骨圧迫を繰り返す |
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胸骨圧迫30回連続して実施後に、人工呼吸2回実施する。 |
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この30:2のサイクルを、救急隊と交代するまで絶え間なく行う。 |
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2回の人工呼吸と、30回の胸骨圧迫の組み合わせが心肺蘇生法です。
「人工呼吸2回、胸骨圧迫30回」を1サイクルとし、救急車やAEDが到着するまで繰り返します。
AEDを使った心肺蘇生法はこちら。 |
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