AEDの使用手順

 心肺蘇生法を行っている途中で、AEDが届いたらすぐにAEDを使う準備を始めます。


1   AEDの準備
 
 
       
  AEDを傷病者の頭の横あたりに置く。
2   電源を入れる
 
 
    AEDのふたを開け、電源ボタンを押す。
    音声メッセージに従って操作を開始する。
 ※   ふたを開けたら自動的に電源が入るタイプもあります。
3   電極パッドをつける
 
 
     
    傷病者の胸をはだける。
    電極パッドを袋から取り出し、シールをはがして、パッド本体または袋の図示を参考に胸部にはりつける。
     
ポイント!!
【傷病者の胸が濡れているとき】
 パッドを貼る部位とその周囲の水分をタオルなどで拭き取ってから、電極パッドを密着させ貼る。
※背中や床は濡れていても問題ありません。

【胸に貼り薬があるとき】
 貼り薬をはがし、肌に残った薬剤を拭き取ってから電極パッドを貼る。
【ペースメーカーや埋め込み式除細動器があるとき】
 胸の皮膚が盛り上がっており、下に固いものが触れるのでわかります。その上に電極パッドは貼らず、そこを避けて貼る。

【下着が邪魔するとき】
 貼る位置に下着があった場合は、下着をずらして正しい位置に貼る。
注意!!
ガイドライン2015  成人用パッド(モード)・小児用パッド(モード)の表示や表現になっていましたが、ガイドライン2020  小学生~大人パッド(モード)・未就学児用パッド(モード)に変更!!
4   心電図の解析
 
 
     
    電極パッドをはりつけると、傷病者から離れるように音声メーセージが流れ、心電図解析がはじまる。
     周囲に人がいる場合は「みんな離れて!」と注意喚起し、安全管理を行う。
5   電気ショックの実施
 
 
     
    自動解析で電気ショックが必要と判断されると、音声メッセージが流れ自動的に充電がはじまる。
     充電完了後、音声メッセージに従い、ショックボタンを押す。
 ※   ショックボタンを押す前に、傷病者に誰も触れていないことを十分確認します。
ポイント!!
【オートショックAED】
 電気ショックが必要と解析した場合に、ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが実施される機種もあります。オートショックAEDでは、傷病者から離れるように音声が流れ、カウントダウンまたはブザーの後に自動的に電気が流れます。この場合も音声ガイダンスに従って離れます。
 

6   心肺蘇生法の再開
 
 
     
    電気ショック後も、電極パッドはつけたままで、心肺蘇生法を再開する。
  救急車が到着するまでは、約2分おき(AEDがカウントダウンしてます)のAEDと心肺蘇生法を繰り返します。
 ※   「電気ショックの必要なし」と音声メッセージがあっても、心肺蘇生法は継続します。
AEDは、駅、空港、競技場、劇場、役所、学校、スポーツ施設など人が集まりやすい公共施設などに赤色やオレンジ色の専用ボックスに入って設置されています。

斜里地区消防組合消防本部 

北海道斜里郡斜里町本町14番地3
TEL:0152-23-2435 / FAX:0152-23-2494

Copyright© 2011 SHARI FIRE DEPARTMENT All rights reserved.